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「JG」の配布アルバイト

本日は新宿御苑前のタウン誌「JG」の配布バイト。時給千円にチャレンジの日である。
11時前に事務所へ行く。
少し早く着きすぎたので、本棚から本を取り出して見ていた。
懐かしいのは「マスコミ電話帳」。今もあるんだなぁ。
僕がライターを始めたころもあって、これを見ながら週刊誌のコメント取りをしたっけ。
最初に電話したのは社会評論家の赤塚行雄さんという、当時テレビなんかでよくコメントをしていた人だったけど、
「その分野は研究しておりませんので」
と丁重に断られたのを記憶している。かなり落ち込んだ。落ち込む必要なんてないのに、最初はそういうものだ。

もう30年近く前の話。その頃は、僕も「マスコミ電話帳」に載るくらいの立派な人になろうと思ったが、願いはまったくかなっていない。

今日は新宿一丁目の通りで配布することになった。
20代の若者2名のいっしょ。若者が途中で気持ち悪くなったとかでリタイア。先月も別の20代男子が具合が悪くてリタイアしたが。。。若い人だからといって、元気ではないんだなぁ。
配布は11時半から13時半までの2時間。なにが疲れるといって、喉が疲れる。
エロ落語で鍛えた喉もへろへろになる。

配布をしているといろいろな知り合いに会う。
ナショナル出版の菊池さんが通り過ぎたが、受け取ってくれないので、
「菊池さん、受け取ってくださいよ」
と言うと、なんで自分の名前を知っているんだろうと不思議な顔をして受け取ってくれた。
こちらが下関マグロであることを認識していなかったかも。
ちなみにこの菊池さん、元文春の人で、菊池寛の孫である。
今度は、マーガレットさんがやってきた。もちそん装備はなし、
ごく普通の格好である。「JG」を渡す。
「ゴッホは、きょうモンシャブやってるから、私はひとりランチよぉ」
なんてことを言いながら通り過ぎていった。

今回驚いたのは、知らないおばさんで、
「JG」を渡したら、しばらくして戻ってきて
「あのぉ、この辺りで生まれ育った方ですか?」
と聞いてくる。年のころなら60歳手前くらいだろうか。
「申し訳ないけど、違うんですよ」
そう答えると、
「あら、同じ年格好だから…」
と言う。しかし、聞けば昭和25年生まれで僕より8歳も上のご婦人。
なんでも、生まれてから18歳までこの街に住んでいて、
今は豊田に住んでいるのだが、懐かしくてやってきたのだそうだ。
若いころの話をあれこれされる。この街も変わり、知り合いがほとんどいないのだとか。
それにしても、昔の昭和30年代から40年代の話をめちゃくちゃ聞いてみたかったが、仕事中なので断念して、再び配布。

仕事が終わって、「いなば」でラーメンを食べた。「いなば」の隣には300円均一の弁当屋さんができていた。300円均一の弁当屋さんがこのあたりにも増えてきたなぁ。今度買ってみよう。
ちなみにこの画像には、僕自身が写り込んでいる。

帰宅してミクシィアプリのサンシャイン牧場。
なかなか進まないなぁ。
$下関マグロの日記-JG
$下関マグロの日記-300円弁当

ネットであれこれ検索しているときに
クロフツの「樽」という小説が出てきた。うわぁ、懐かしいなぁ。高校生の頃に読んだよ。これって古典推理小説の名作だったはず。で、どんな話だったっけと思い出そうとしても、樽に死体が入っていたことは思い出せても、ストーリーなどはまったく思い出せない。
なんだか悔しい。そこで、図書館で借りてきた。少し読めば思い出すだろうと思ったのだ。
ところがどうだろう、冒頭から、あれぇ、こうだっけ、こんな話だっけということで、なんだか新鮮に最後まで読んでしまった。
高校か中学か忘れたが、とにかくこの本は自分の本棚にあったはず。本棚にはあったが、読んでいなかったのだろうか。
自分自身のミステリーになってしまった。


$下関マグロの日記-「樽」クロフツ


写真は北尾トロからもらった自家栽培のゴーヤ。


$下関マグロの日記-トロからもらったゴーヤ

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