いやぁ、楽しかったっす。T-1グランプリ。
出てよかったぁ。
自分の芸については大反省だけれども、いろいろな人とお会いできて、
実に楽しかったっす。
しかし、緊張したなぁ。なんであんなに緊張したんだろう。
つうか、なんで人間って緊張するんだろうねぇ。
簡単なリハーサルがあって、楽屋にいた1時間は、たしかに緊張はしてたけど、
まあ、大丈夫かなって感じだったんだが、舞台袖で前の出番の川上史津子を見ていたら、
緊張が高まってきた。うわぁ、川上さん、歌うたっているよ、自分をヤリマンと称し、舞台を転げまわり、客席へダイブ。うわぁ、いつもよりすごい。
そう思ったらめちゃくちゃ緊張してきた。
で、自分の出番。第一声はまったく決めてなくて、
なにかおもしろい紹介アナウンスがされたら、それに突っ込もうか、
前の演者に突っ込みを入れようか、でも僕は3番手だからまだ2人しかやってないし、
僕もお客さんもきょうの雰囲気がまだわからないからなぁ。
マイクが低い。あげようと思うがあがらない。
リハーサルのときにやり方聞いていたけどなぁ。ま、いいか。
2センテンスくらいしゃべった。会場はシーンとしている。
いかん。電話番号公開。少し沸く。で、携帯電話を懐から出す。
うわぁ、携帯電話を持つ手が震えているよ。これを見て、
さらに緊張してしまう。
「最初に電話をかけてくれた人に『女だらけのパイ投げ大会 総集編』を差し上げます」
とDVDを懐から出すも、こちらはもっと震えている。携帯電話よりも大きいから、客にもわかるかも、そう思ったのが、緊張のマックスだったかな。
電話がかかったが、それは「ミカンの花フフフ」さん。知り合いだ。
ここで、少し落ち着く。ただ、せっかく、先日の勉強会で猫柳ロミオさんからアドバイスをいただいたネタ、
「この前もこのネタやって、家に帰ってから折り返し電話したら、着信拒否になってたんですけど、そういうことはしないように」
が抜けてしまった。
本編に入ってからはさすがに緊張を感じることはなかったが、それでも途中で展開を忘れてしまうという初めて経験。そして、サゲの部分の呼吸がまったくダメであった。
大反省である。
が、舞台を降りたら、嘘のように緊張が解けていた。
先日の「超・新作無法地帯」という青い部屋でやった落語のときは、
高座を降りてもずっと緊張が続いていたのにたいして、今回はスッと緊張が取れた。
どう違うのだろうか、よくわからない。
楽屋は楽しい。審査員でいらっしゃっていて、久しぶりにお会いした椎名チハナさん、
同じく審査員の松沢呉一さん、川上さんとのお話も面白かった。
が、なんといってもためになったのは、ぜんじろうさんのお話。さらに、舞台裏でのなべやかんさんとの話など。。。
ステージでのトークもここでは書けないものばかりだが、楽屋での話はさらにそうだ。
優勝者は、予想通りM男優の紅葉さん。
打ち上げ。人見知りの僕はこういう場はニガテだが、こちらも楽しかった。
なんといっても
山崎バニラさんにお会いできたことだろう。
??
扮装していらっしゃらなかったので、最初はわからなかったが、声を聞いてバニラさんだとわかった。
写真をいっしょにとってもらう。感謝、感謝。
そのほか、おもしろい方々多数。
12時に1次会を辞する。もっといたかったが、すっかり酔っ払ってしまった。
ビールをコップ5,6杯も飲んでしまった。
帰りがけに川上志津子さんを撮影。
徒歩にて早稲田を目指す。下北沢からちょうど8キロ。
いつも思うが、この散歩道は甲州街道に出るまでが気持ちいい。
汗だくになりながら新宿。胃がムカムカしているので、なんか汁物がほしくなり、
富士そば。小銭がちょうど360円で、ナス天そばにする。
おつゆも全部飲む。
新宿文化センター裏の公園に座り、タバコを一服。しばらく休憩。
再び歩く。午前3時前に自宅に到着。